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架空・すべて架空。
「ロドリゴの眼球カメラ」 ロドリゴ・ゲルマンは カメラを構える時間のあいだにすぎてしまうような一瞬を どうしてものこしたいからと 目の中にカメラを埋めました 彼の眼球カメラは、彼の死後、伝説として残りました。 おおくのひとは彼の目が捉えた最高の写真は なにであったのだろうかと想像するにとどまりました。 ロドリゴは生前「最高の写真とは、人間の一番醜い部分を捉えた決定的な写真である」と語っていたので こわかったのです しかし、よのなかにはいろいろなひとがいて 「最高の写真」に賞金をかけるひとがいて それにめがくらむひとがいました。 ついにはロドリゴの遺体が安置された部屋で 彼の体をきりきざむものがあらわれました。 目の奥をえぐり ロドリゴがロドリゴであるとわからなくなったころ その奥で人工的なレンズが、きらりとひかりました ロドリゴをえぐった人間はそのレンズに写る自分を見ました なんという顔でしょう 探究心から人の顔までえぐる人間の顔 たしかにロドリゴの眼球カメラは 醜いものをとらえたのです 「水辺のオトギ」 月がきれいな夜、同級生はオトギをみました。 オトギと池にあそびにきていたのです。 あそびましょうとオトギがいうので、なにかこう破廉恥な遊びかと 浮き足立っていたのがうそのよう。 いまではオトギが怖くて仕方がないのです。 「何か考え込んでいるようだね」 それをうけてオトギは眉間にふかくしわをよせて、いやだ、といいました。 「きみはいつもいそがしくしているけれど なんていうかその、そうやって悩むこともあるんだね しらなかったや」 同級生はオトギの考えていることをどうにかしてつかんでやろうとおもっていました。 オトギにみすかされているのがかっこうわるいと思ったからです。 オトギの赤いスカーフが、夜風に揺れています。 起こっている出来事はそれだけです。 「そりゃあきみにも悩むことはあると思うよ でも、ぼくらとは次元が違うところでというか 僕らの知らないことで悩んでいるんだろうね」 同級生はもう半ばふてくされていました。 「きみのしっていることを ぼくもしっていて、それできみと会話ができたら いいよなぁーぁ」 オトギははじめて同級生をふりかえりました。 また眉間に深く深くしわを寄せ、こういいました。 いやだ、じきに冬が来るからどうしたものかとおもっていたところよ。 「質問」 もし、毎回、なにかアクションをおこすとき 「これからなんのためなにをなさるのですか」と聞いてくる 学ランの少年、ないし正しい背広の男がいたらどうでしょうか。 ええ、めんどうくさいとか、 そうですね、うざったいとか、ええごもっともです。 いえ、でも、そうではなくてですね もしかりに問われたとして、あなたさまは答えられるのかということが きょうのはなしの本筋なんですよ。 歩くたんびに?ああ、そうですね、おっしゃるとおりです。 それはすこしやりすぎというか、 聞くほうも聞かれるほうも無意味と知っての行為のような気がしてなりませんね。 現実ではそういうことはよくあることかと存じますが それではもうすこしことの運びをすんなりといたしましょう。 それではですね、ええ、では そうですね。たとえば、勉強をし始めるときなんかいかがでしょう。 「これからなんのためになにをなさるのですか」と まるぶち、あるいは黒ぶちめがねの男が問うたとしたらいかがですか。 あなたさまは毎回お答えになることができますでしょうか。 できませんか、できないのですか。 はあ、そうですか。 どうも、いえ、大変失礼な質問をしてしまったようで なにやら恐縮でございます。 いえ、だって、その、あなたさまにできないことを できないんですかなどと改めて聞いて あなたさまのお口から「できません」などといわせてしまいましたものですから。 え? こたえてみせる?あらまぁ、おできになるんで。 そうですかそうですか、それはよろしゅうございました。 それでは質問いたしましょう。 これからなんのために毎回お答えになるのですか。 もしや、 わたくしめに、できないんですかと言われたから、 などではございますまいな。 架空。 散る文とかいて、散文。 失礼しました。 |
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「9/1に出馬表明する」 ということを表明する 阿部さん(つまり、出馬表明表明? そんなこといったら、 出馬表明表明明言ほのめかし的意味深発言とかもしてたね 月9(どうせあの二人がくっつくんでしょ、というもどかしさ) 木10(この時間帯は必ず愛憎劇をしている気がする) 駅から徒歩1分のところを40分かけて探した今日のあたし もどかしぃなー と、おもった。 |
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アタック漂白剤inのかおりと
おひさまのにおいを たっぷりふくんだタオルがすきで 干したそばから ふにゃふにゃ顔にくっつけたりして癒される しあわせなのだ それとまたなにかべつに あたしが強く強く求めていた(いまもたぶん) 愛情のにおいはこんなだろうなと思い始めて しまいには泣く 泣いて また おせんたく |
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祖父母ごっちんのくだり
祖父母クルーズのくだり カラオケでのマツケンサンバとKちゃんのくだり フライングS婆のくだり 母と看護婦爆走のくだり 渋谷ManoMagioでの日本男児のくだり この記事がいったん消えて思いつかなくなったくだり かっとつんのくだり 家賃払えの間違い電話のくだり 中央線かなんかのナルシスト男のくだり この家を探すときの不動産屋Oさんと我々親族のくだり フランス人P先生と、日本人Y先生の会話のくだり わらえるネタを覚えていることが 人間としてちょっとおもしろくてふかいとおもうのでメモしてみました。 気になるのあったらリクエストください。 おはなしします。 |
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なにかの拍子で泣く
過去を思い出して泣く むしろあたしは 1950年代の人間だったのではと泣く 美人をみて泣く うめくように泣く 毛布を両手でにぎって こすりあわせてぐにゃぐにゃしながら泣く しんどくて泣く 返事がこなくて泣く 断られて泣く 男に失望して泣く その際たぶん男もそれ以上に心で泣いている 泣きながら親をぶん殴って泣く 独りで泣く グレンミラーで泣く 生声をきいてきっとまた泣く 映像作品をみて泣く 中身にも泣くが、そのなかにいられないことで泣く 音楽がやりたくなって泣く シカトされて泣く はたらいて、それがしんどくて泣く かといって、はたらかなくてもいいときもそれで泣く 絵を描きたくて泣く 眠れなくて泣く 服を作りたくて泣く 泣いていることを、だれもしらないから泣く 泣いていることを、だれかがしっているのに だれもしらないと思い込んで泣くのだ 一番最後のなみだだけ 本当は必要ないんだろうと思う。 それいがいは みんな必要なんだと思ったよ、あたしは。 そうおもいながら泣いてたもん。 |










