お師匠と名誉林檎
 
お師匠と林檎には好い思い出がたくさん。
 
 
わたしを絵へと
自発的に向かわせた第一の師匠が
初めて目にした私の絵は、色鉛筆による林檎の絵だった。
 
大学一年の後期、みるやいなや
「きみ美術系の学校へいってたの?」
といってくれた。
高校では普通科の不登校児だったから、びっくりした。
そして極上にうれしかった。
 
 
 
きょうも第二の師匠が
石膏のデッサンをさんざんけなした後
「林檎はすごくいい林檎してるよ」
といってくれた。
 
林檎はすごくいい林檎してるよ。
あそこにある本物より、すごくいい形だ。
 
 
 
それはたぶん
わたしの腕というより林檎がいいのだと思う。
 
持てばよいかおりがするし(第一のお師匠は手に持って描かせた)
おけばとどまって美しいし(第二のお師匠は石膏と並べた)
 
だからもうすっかり魅了されて
わたしは夢中になって林檎を描く。
だってほんとうに満たされていると感じる果物だから。
 
 
赤いしね。
【2007/09/24 19:24】 | 思いこぼれ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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