「トンマッコルへようこそ」の試写会へいってきました。
(あまりネタバレ的な内容はないかと思いますが、
 ネタバレいやっていうひとはご注意ください。)


感想をかくカードをいただいた。
 
男の人はばかだ。
守るべきものができたとたん守るために死んでゆく。
守るべきものがいるから生きていられるのに。
 
と書いた。
 
でもこれには続きがある。
 
客観的に見て、殺しあうことなんていいと思えないし
守るために死んでゆくというのは、
ちょっとちがうんじゃないかって私はおもってしまう。客観的な目で言うのなら。
でも、そんな男の姿をみて
ホロリとしたり、グッときたり、
さらにはそこにも惹かれるのが、女なのだ。と、思うのだ。
あたしもかっこいいとおもってしまった。
 
これはもう性。
人間ってそういうことなんだなって思った。
 
 
それから、食。
みんなやっぱりすきなものをたべたい。
おにくが食べたい。
冬でも食べたい。だから蓄えたい。
 
おいしいものをみんなで食べたとき、
相手が誰であろうと人は無条件に満たされるんだなと思った。
 
 
そして、ねむり。
いつ殺されるかわからなくても
眠気はついにその緊張を押し倒してしまう。
 
敵同士であろうと、目を閉じて眠る姿は
みんなおんなじにみえた。
それを寝ている本人達が見れないだけなんだ。
 
 
「トンマッコルへようこそ」を見てさらに教えられたことは、
その三大欲求のほかにももうひとつあるよ、ということ。
 
 
それは、笑顔。
 
兵士の顔はもう病気だ。
笑顔が欠乏した顔をしている。
自分の笑顔も、人の笑顔ももうわかんなくなっちゃっている。
 
でも彼らの前に、
妖精のように笑う女の子が現れたときから
彼らの顔にだんだんと笑顔という概念が取り戻されていく様子が
ほんとうによくわかった。
 
 
この映画が訴えているのは、
戦争について深く、国際問題について慎重に吟味、とかではないと思った。
どういうことが人間なのか。
そもそも生きるってどんなふうか。
 
それから、
ちゃんと最近わらってるか。
 
 
そういう、やさしい訴えかけのように感じた。
 
『トンマッコルへようこそ』
【2006/09/05 21:56】 | ルポ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |